天下分け目

今日の気付きを少し。

なぜ人は文系、理系に分けたがるのだろうか。

非常に疑問だ。

入試のときに分けるのはまだ許そう。
しかし、就職活動のときでさえもザックリと理系はエンジニア(技術)、文系はビジネス職(営業)と分かれている。

これに何の意味があるのだろうか?

果たしてこの分け方によって誰が救われるのであろうか?

今日多くの理系学生と話し、彼らが非常にかわいそうなdogmaに囚われていることに気付いた。

会社説明のために立っている僕に話しかける学生は皆口を揃えて同じことを言う。

「やっぱり理系だとエンジニア採用なんですか?」(今回のエンジニアはプログラマーを指す)

本当にこの問いばかりだった。

彼らは皆、理系は技術職という選択肢しかなく、ビジネス職で採用されるのは難しいと思っているらしい。

そこで僕が

「いや、そんなことはないよ。ビジでも大丈夫だよ。」

と答えると、彼らは決まって

「本当ですか?理系なんでそういう(コード)の書けないとダメかと思っていました・・・話聞いてもいいですか?」

これは誇張ではない。事実である。

確かに今エンジニアは凄く貴重な存在だし、個人的にもビジよりエンジニアの方が市場価値は高いと思う。

しかし、当然だがエンジニアになる人が必ずしも理系である必要はないのだ。

だがこの現状・・・。どうにかならないものなのか。

極論を言えば学問と実学(ビジネス)が直結している必要はないと思う。

こんなことを言っても不毛かもしれないが、文系学部で学問と実学が直結していて就職する人間はどれだけいるのだろうか?

答えは明白であろう。

確かに研究と就職が繋がっていれば、即戦力になれる可能性も高いだろうし、企業にとってのメリットも高いだろう。

しかし、その場合は学生にとってもメリットがあるのだろうか?

自ずと選択肢を狭まれた学生にメリットがあるのだろうか?

人生の中でもかなり大事なファーストキャリアを決める就職活動。

だからこそもっともっと広い視野で物事を見ることが大事なのではないだろうか。


食わず嫌いは食べ物だけで十分だ。


おっぱい∠( ゚ω゚)/